気持ちが落ち込んでいるときにすべきこと、してはいけないこと

人間関係

人間関係や仕事でうまくいかないとき、なんだか心がもやもやするときってありますよね。

落ち込んだ心への対処法と、してはいけないことを実体験からまとめました。参考にしてみてください。

悩みを分析する

まずはご自身の悩みをちょっと分析してみてください。以下のどちらでしょうか。

「考えてどうにかなるもの」

「考えても無意味なもの」

の2つです。

さて、今皆さんがもやもやしている原因はどちらでしたか?

後者の「考えても無意味なもの」ではありませんでしたか?

そうです、今の悩みは考えたって意味がないのです。むしろ考えることで、どんどん気持ちが落ち込んでいくし、やらねばならないことも手につかなくなるし、布団から出たくなくなるし、生活はどんどん曇って灰色になっていくんです。

考えるのをやめるのは「守り」である

だから私が一番に提案したいのは「考えるのをやめる」ということ。

問題から目を反らすことは、問題から逃げているということか。違います。考えても無駄なことを考えることは、時間の無駄遣いであり、自分で自分の傷をえぐっているだけで、何ももたらしません。

私は考えるのをやめることは、 「逃げ」ではなく「守り」だと考えます。

自分の精神を保つため、人生を穏やかに過ごすための行動が「嫌なことを考えない」ということです。自分の心を一番守れるのは自分です。自分が一番自分の心の傷をわかっているし、自分が一番自分の心にアプローチできます。傷を他に癒してもらうのではなく、自分で守れるように心がけると、生きることがずっと楽になります。

そもそも「逃げ」は悪いことじゃない

それに、逃げたっていいのです。あなたが主役のあなたのための人生を送るのに、わざわざ心がしんどくなることに足を突っ込み続ける必要なんてありません。私は、立場とか体裁とか、そんなものは二の次三の次だと考えています。

仕事が辛いなら辞めたっていいし、人間関係が面倒なら100%関わらなくていい。

私はセクハラにもパワハラにも遭って、闘ってみたけど下っ端の自分じゃ何をしたって、何を言ったって勝てなくて、結局辞めました。それでも私は「自分が傷つく環境」から身を守れた。自分で自分を救う決断をしたと思っています。

「世話になったんなら挨拶にこい」と電話がきましたが、行かなかった。行くわけない。

誰も助けてくれなかったくせに、全員見て見ぬふりをしたくせに。言っても「我慢しろ」の一言だったのに。そんな奴らといたって自分の心に良くない。

私はそのとき「自分で生き方を選んだ」と実感しました。

このサイトで私は幾度となく「生きる」ということは「時間を費やすこと」だと述べてきました。わざわざ自分が辛くなることを考えて、いやだなぁって気持ちを抱えて時間を過ごすか、その時だけでも別のことに集中して、楽しい時間を過ごすか。どちらがあなたにとってのいい人生でしょうか。

別の場所に行く

とにかく、今すぐ退職しろとか引っ越せとかは現実的ではないので、今のこの気持ちを少し軽くしてみましょう。

今いる場所からとにかく移動してみてください。

今部屋にいるなら、着替えて外に出てください。どこだっていいです。駅前のスタバだって、電車で1時間の郊外だって。身体を別の場所に置くと、脳が外の情報を取り入れようとして忙しくなるので、嫌なことが頭からなくなりやすくなります。

かなり効果的な対処法の1つです。

身体を動かす

運動も心のもやもやにとても効果的です。

身体から汗や老廃物を出すこと、身体がすっきりすることは脳にとってもリフレッシュ効果があります。

簡単にできるところで言うと、ランニングやウォーキングが挙げられます。ランニングマシンよりも、外の空気を吸った方が視覚的にも効果が強くなるので、天気が良ければ外へ出てみましょう。

心拍数を上げたいとか運動能力を高めたいわけではないので、疲れない程度のゆっくりとしたペースで構いません。

また天気が悪くて外に出られないようであれば、ちょっとした筋トレでも脳がリフレッシュします。騙されたと思って今すぐ腹筋30回やってみてください。今です。なんだかやる気が出てきたり、腹筋している自分が滑稽に思えてきて、嫌なことから距離が置けていると感じることができるかと思います。

趣味をする

嫌なことを考えないようにするには頭を忙しくさせればいいのですから、とにかく自分の脳が好むものを脳に入れてあげればいいわけです。

「自分の脳が好むもの=自分が集中できやすいもの=趣味」です。

映画が趣味なら映画館へ。料理が好きならいつもと違ったスーパーで食材を買って、少しこだわった食材を選んで、いつもよりじっくり時間をかけて作る。

そうやっているうちに、ふと悩みを忘れていることに気が付けると思います。

私の場合、趣味はカフェ巡りです。ちょっともやもやしたときは、美味しいコーヒーを飲みに出かけるようにしています。疲れている自分へのご褒美にと、ちょっと高めのコーヒー豆を買ったりもします。

またカフェに行くと知らない人がたくさんいます。ラップトップ片手のサラリーマンや、子連れのママ。みんな言わないけれど頑張ってるんだなって思えて、いつも刺激をもらっています。すると自然と自分もやる気が出てきます。おすすめですよ。

人に会う

誰かに会うのも脳が忙しくなるので効果的です。お化粧や服装にもこだわって、たくさん脳をそちらに向けてください。

食欲がなくても、誰かといると食べなければならなくなるし、笑える心境じゃなくても笑わなければいけなくなります。とにかく暗い気持ちにならない場に身を置いてみましょう。

ここで注意したいのは、相手に悩みを話すかどうかです。

話すことのメリット

話すこと、悩みを共有することはストレス解消になる場合があります。特に女性の方がこの傾向が強いです。アドバイスをもらうために話すのではなく、話を聞いてもらうだけで気持ちが楽になるという方が多くいます。

自分のこれまでを振り返ってみて、話して楽になることが多かったと感じるなら、今回も話を聞いてくれそうな友達に打ち明けてみましょう。

仲の良い友達であればフォローしてくれたり、欲しい相槌をくれるでしょう。

しかし話すデメリットもあるのでそちらにも触れたいと思います。

話すことのデメリット

自分自身が「悩んでいる」と再認識してしまう

目から入る情報よりも、耳から入る情報の方が圧倒的に脳に残ります。だからあなたが友達に話すことで、あなたの声があなたの脳にも届いて、頭の中で悩み事が反芻することになります。この状態は私がおすすめしている「問題から自分の身を守る」には当てはまらない行動です。

大学生の頃の私は、とにかく友達に話しまくりでした。友達は傷を舐めて優しくフォローの言葉をたくさんかけてくれました。でも人に話すことで「やっぱり自分は悩んでいるんだな」といつも再認識していました。

その悩みで頭がいっぱいの時は、人からアドバイスをもらっても結局聞く耳を持たないし、せっかく友達と会っているのにその悩み事を話すだけで終わってしまうし、あまりいいことはなかった気がします。

大人になった今、あんまり人に言うのは格好悪いなぁと思ったりもしています。

愚痴っぽい人だと思われる

大学時代の友達には「ねまるはとにかくいつも愚痴っている」と思われていた自信があります(笑)

10年以上経ったいま、ようやくそのことに気付けました。なぜなら私の周りには愚痴っぽい人間がいるからです。私はいま聞く側ですが、とにかくいつもいつも悩みばかり。私のことを信頼して打ち明けてくれているのは重々わかっています。しかし私は、たまには関係のないことを話して楽しい時間を過ごしてもいいんじゃないかと思っています。

「この人といるといつも愚痴だな」という人に私はなりたくない、というのもあって、今は自分の中でうまく悩みを消化するようにしています。

そのほうが、自分の生活が充実しているように感じているからです。

共通の知り合いなら洩れる

悩みの内容が上司からのセクハラ、ママ友からの嫌がらせなど人間関係だった場合、それを共通の知人に話すのはベターではありません。

どれだけ信頼している相手だとしても、当人に話が洩れない可能性が0だという保証はありませんからね。

また、その打ち明ける相手と上司やママ友が仲良かった場合、それを愚痴るあなた自身の印象も悪くなるかもしれません。

人間関係から発生する悩みを人に話すときは、人選びを大事にしてください。できるだけ関係のないコミュニティの人に話すことをおすすめします。旦那さんや家族であれば、打ち明けやすいし、洩れる心配も少ないでしょう。

自分を大切にする気持ちを忘れないで

いろいろと書いてきましたが、無理やり問題と向き合う必要はないし、何より自分のことを大切にしてほしいと私は思っています。たまにサボったって、手を抜いたって、立ち止まったっていいのです。

自分が自然と今なら頑張れそうだな、というときに腰を上げてみるくらいの気持ちでいてください。

あまり肩に力を入れすぎず、だいたいのことはなんとかなる、と思ってください。私が大丈夫だったんだから、あなたも絶対大丈夫ですよ。

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