ママ友が家族でディズニーランドへ行ってきたそうです。
田舎に住んでいる私たちにとって、TDR訪問は大仕事。金銭的にも時間的にも苦労がたくさんです。
家族4人で行くとなると移動費、宿泊費、入場料、合わせて20万かかることもしばしば。
移動手段だって電車で4,5時間かけていくか、飛行機で飛んでみるか…。移動中の子どもたちはお利口にできるのだろうか、荷物は何を持っていくべきなのか。
ひとり身のときとは違って、配偶者や子供たちの動きまで予想しなければいけないのでただただ両手離しで遊ぶことができない、気苦労が多い。
お土産という金銭的、心理的負担
訪れるだけでも頭を悩ませるのに、さらに最近私たちを悩ませているのがママ友へのお土産です。
行くと宣言した以上、買わなければならないのか、買うとしても何を買うべきなのか、ランドから郵送の手配をしたほうがいいのか。悩んだ方も多いはず。
しかし私が声を大にして言いたいのは
悩んでいるのは買う側だけじゃない、お土産はもらう側にとっても負担
ということ。
ぶっちゃけ私はママ友からのお土産はいらないし、受け取りたくありません。
友達と呼べるくらいに仲が発展しているママ友ならいいんですけど、グループで集まる程度の関係であれば、お断りしたいというのが正直なところです。
ママ友おみやげの定番はいらないものばかり
おみやげでもらうものと言えば
・キャラクターデザインが描かれたどこにでもあるようなクッキー
・キャラクターたちそれぞれが描かれたボールペンセットのうちのドナルド1本(別キャラは他のママ友へ)
・キャラクターをかたどったチョコ
など。これを小袋に入れて渡されるのが定番。
うわぁ!これ欲しかったんだよね!!なんてものをママ友からもらったためしがない。
勝手知ったる親友だと私の好みを分かっていて「前から〇〇好きだったよね!」と1個3000円くらいのぬいぐるみをくれたりもしますが、ママ友だと「付き合い上の受け渡し」になるので、めちゃくちゃいらないものをもらいます。本当にいらない。
しかもそんなものでさえ、総額1000~2000円くらいかかっていたりします。
物ではなく「恩」を押し付けている
そんなにお金をかけてもらって、わざわざ旅先でまで私のことを考えてもらって、ありがたい話です。
しかしありがたいと思う反面、お土産を受け取るときには
「私はこんなにお金をかけて、あなたの存在も忘れずに、ここまでしているの」
という圧力も一緒に渡されている気分になってしまいます。
これはとても憂鬱です。
「ありがと~(^^)」と表面上では言っていますが、内心「嬉しい!<悪いなあ…」という気持ちです。
渡した側は「きっと喜んでくれるはず!」と思っていても、
もらう側のママ友は「嬉しいなんて思っていないことがほとんど」
渡す側はこれをわかってほしい。
お土産は渡す側のエゴ
お土産を受け取ったときにそのママ友に言われました。
「〇〇ちゃんママには今回買ってこなかったんだよね。あのママ、私が渡してばっかりでなんにもお返しくれないしちょっとケチ?みたいな(笑)」
これはちょっといただけない。
〇〇ちゃんママが今までのお土産をどう思っていたかわからないけど、好き勝手に渡していた側が「何もお返しをくれない」って言うのはおこがましいと思いませんか?
「渡したいから渡した」んでしょう?
「お土産が欲しくて渡した」んじゃないでしょう。
勝手に恩を売っておいて、リターンがなければ悪く言うのはおかしい。
そもそも〇〇ちゃんママが旅行に行ったって話も聞かないし、機会がないだけであれば買ってきたかもしれないのに。
お土産を渡している側は「リターンがなくても文句を言わない」を心がけてほしい。
軽い気持ちで「恩」を渡しているのかもしれないけど、同時に相手に負担を負わせている可能性があるのだとわかってほしい。
「お返し」というプレッシャー
さて、受け取った側である私は「私も旅行行くときに何か渡さなければいけないかなぁ」という悩みも芽生えました。
そして、考えた結果「お土産はママ友には買わない」という結論に至りました。
理由は3つ。
・旅先でママ友のこと考えるのもったいない
・お金もったいない
・お土産の連鎖が続くのイヤ
旅先で
「あのママにはこれ、あのママにはこれ。〇〇さんに渡して△△さんに渡さなかったら感じ悪いかもしれないから、△△さんの分も買わなきゃいけないかなぁ」
こんなこと思うのもったいなくないですか?
もらった量と同じくらい、もしくはそれ以上になるように配慮するのも馬鹿らしいし疲れる。
そうこうしているうちに両手は付き合いのための荷物でいっぱい。
余計な出費でお金が消えていく。そのお金でもう少し家族と美味しいものを食べたほうがいい!
そして渡したあと、きっとまた私は欲しくもないお土産をもらってしまう。
どこかで終わりにしないと連鎖が続いてしまう。
渡さなくなったら誰からももらわなくなる
「ケチ」だと思われようが「ノリが悪い」と思われようが私はもうお土産問題には巻き込まれたくない。
お土産上の付き合いでしか付き合えない相手はその程度なんだと割り切ることにしました。
逆に私が渡すことで相手にも負担をかけることになるかもしれないと、自分の中でポジティブな解釈さえしているほどです。
もし渡そうか、渡さないでおこうかと悩んでいる人は一度、そのお金がもったいないかもったいなくないかを考えてみてほしい。
お金がもったいないと思っている時点であなたにとっては負担なんだから、買わなくていい!!!
そしてもらってばっかりのお土産連鎖をもうやめたい方はこう言ってみましょう。
「いつももらってばっかりで悪いよ~。私行く機会ないし、次からはいいからね!ありがとう!」
最後の「ありがとう」があることで角が立たない。
もしこう言ってもまだ渡し続けるママ友がいたら本当に「あなたに渡したい」という純粋な気持ちのはずだから、気負いすることなく受け取ればいいと思います。
ああ、人の親になって子育てにだけ悩むのかと思っていたのが、案外自分の人間関係に悩むことが多くて困ったものです。
同じ悩みを持つ皆さん、お土産問題で悩むのはもったいないです!
この記事を読んだのを機に、一旦身の回りのお土産関係を整理してみてはいかがでしょうか。