マインドフルネスを知ろう!ストレス解消にも

コラムなど

マインドフルネスって?

私はストレスを抱える人や、イライラしてどうしようもない人、気持ちを切り替える何かが欲しい人には、いったん深呼吸をして「マインドフルネス」になることをお勧めしています。好きになったらその人のことを盲目的にずっと追ってしまうくせのある方や、仕事で失敗してくよくよし続けてしまう方にも有効だと考えます。←私です

マインドフルネスとは、過去や未来ではなく、今現在の目の前の物事に意識を集中させること、またはそのためのアプローチを指します。ストレス軽減のほか、集中力の向上、幸福度の向上まで期待できます。ちょっと難しいことを言っているように聞こえますが「一つのものに全神経を集中させる、全力を注ぐ」ようなイメージで間違いありません。

現代では、特に目的もなくスマホで情報を流し読みしたり、なんとなくテレビをつけて流していたりと「なんとなく」で情報の授受を行っている場合が多くあります。 そういった行動は逆に「マインドレスネス」な状態です。

私は現代社会は便利になっていく一方で、実に混沌としたマインドレスネス時代だと思っています。情報が多いために、情報とともに疲れをも多くため込んでいる、重要な情報があってもいまいち活かしきれていない。そう感じるのは、現代人がマインドレスネスに陥っているからです。

以下では私の体験談と自分で感じた有用性について述べていきます。 もっと本格的にマインドフルネスについて知りたい方は、一度ググってみてより専門的な説明をしているサイトなどにアクセスしてみることをお勧めします。

読んでいるうちになんか変な宗教チックなお話に聞こえてきますがそうじゃありません(笑)仕事面でも人間関係でも、勉学でもその有効性が認められ、世界的にも大規模な研究や関連した出版物があるほどです。 ここ数年 、NHKやラジオでもたくさん取り上げられているのを目にしたことがある方もいらっしゃると思います。

マインドフルネスに出会ったきっかけ

私は昔から短気で怒りっぽく、イライラの発散の仕方が下手くそな人間でした。子どもの頃からです。人の粗が見えてイライラしたり、どうしてこんなこともできないのかと頭の中で怒ったり。腹が立ったときだけでなく、悲しいこと、嫌なことがあると、頭の中で延々とその怒りを反芻させては、自分で自分を追い込んでいくタイプでした。

結婚2年目ぐらいの私たち夫婦は、とにかくケンカ?というか私の一方的なイライラが多くて、心がすさんでいたのを覚えています。 「もうこんなに怒るのも病むのも嫌だ」、そう思っているときに誰かお手本になる人間はいないかと考えたところ、自分の父親を思い出しました。

父は娘の私から見ても、温厚で、人当たりがよく、誰からも好意を持たれる人間です。子どもである私たちにも滅多なことがない限り怒りません。私だったら怒るのにな、という場面でも、ひと呼吸おいて落ち着いて話し始めます。一体何が違うのでしょう。

私は父に「昔からなんで怒らないの?子どもでも大人でも腹立つときない?」と尋ねました。

父「怒っても何も解決しないからなぁ。相手に怒りをあらわにしたところで、良くなるよりも悪化することのほうが多いから。根本的な解決にはならないしね。でも頭の中ではイライラするときもあるよ」

私「じゃあその時はどうするの?」と言うと返ってきた言葉が

「そうだな、掃除するわ(笑)」でした。

掃除!!!!!

それを聞いて確かにハッとしました。父はいつも掃除をしていたのです。仕事がない土日、誰に言われるでもなく黙々と。幼い私というか最近の私でさえもお父さんは掃除が好きなのかと思っていましたが、別にそうではないらしいのです。

「掃除をすると身の回りだけでなく、頭の中まですっきりする。さっきまで腹が立ってたことでさえ、俯瞰して見れるようになる」by 父

習うより慣れよだ。とにかく私はやってみた。

何かと荒ぶっていた結婚2年目の私は、怒りという怒りを掃除にぶつけるようになりました。ぶつけてみると必ず、初めて10分も経たないうちに怒っていたことなど忘れてしまうのです。そのとき私が頭の中で考えていたのは「どうすればこの汚れを落とせるか」「コンロの次はどこを掃除しよう」「壁のシミもウタマロで落ちるのではないか」等でした。

つまり怒りに惑わされることなく、マインドフルネスで掃除に取り組むことができていたのです。掃除が落ち着いたころに、怒っていた内容について考えてみると、どういった経緯で、相手のどういう態度が鼻についたのか、自分の言い方が悪かったのではないかと、一歩下がって分析することができました。マインドフルネスのおかげで、問題の流れを俯瞰してみることができたと感じた瞬間でした。

俯瞰して、自分の悪かったことろを認めるようになりました。自分ばかりが被害者だと思っていたのが、冷静になるとそうではないこともしばしばです。脳が感情で満たされてしまっている時は、冷静な判断ができかねるとしみじみ思いました。

冒頭でも似たようなことを書きましたが、この「物事に集中する力」というのは、経験を重ねれば重ねるほど、いろんな場面でも発揮することができます。私も数年前の自分よりは、今の自分のほうがマインドフルネスになりやすい状態に変わったと思っています。

これは子どもの勉学にも言えることです。「頭が良くなるためには読書」と漠然と聞いたことがあるかと思いますが、それは活字に親しむという側面だけでなく、じっくりと読むことで集中力を養っているのだと私は理解しています。幼児期のブロック遊びやパズル遊びもそうですね。問題解決能力を養っているというよりは、「じっくり取り組む力」を養っているということです。
もしご家庭でお子さんがテレビやYoutubeをただ流している状態であれば、一旦やめて、じっくり集中して見る経験を積んだほうが、学校でも先生の話を集中して聞くことができるようになる、ということです。小さいお子さんのいる家庭では、一度意識してみることをお勧めします。

簡単マインドフルネス

マインドフルネスは徐々に徐々に養われていくものです。一朝一夕ではありません。ですが、簡単にスタートできるものばかりです。例えば

  • 姿勢を良くする
  • ご飯一噛み一噛みに意識を向ける
  • 外へ出て風を感じる

こんなことで結構です。意識を傾け、それに集中してみましょう。深呼吸なども同じようなことです。試合前やテスト前に大きく息を吸うのは、脳を沈めさせ、集中させる有用性のある行動だったんですね。

だんだんとマインドフルネスが定着してきて他に変わったことといえば、寝つきが良くなったということです。これは自分でもびっくりしました。眠りにつく前に頭の中でいろいろと考え事をしてしまって、なかなか眠れないという方、たくさんいらっしゃるのではと思います。

他人から言われた心ない一言、育児でのぶつかり、明日のプレゼン、不安に思うことが寝る直前まで頭の中を占めているということが私も多々ありました。しかしマインドフルネスを心がけるようになってからというもの、寝つきは格段に良くなりました!!!びっくりするほどです!!!ぜひ皆さんにも小さなことから初めてみてほしいと思います。

このサイトの「ストレス解消」のページには私が皆さんにマインドフルネスになってもらえるようなコンテンツを寄せ集めてあります。料理はマインドフルネスに有効だと、臨床心理学でも言われているようにかなり効き目があると実感しています。また、私のくだらないコラムもじっくり集中して入り込んで読んでみると、いま頭の中を占めているイライラから、別のところに意識を集中させることができますよ。くだらないことばっかりやってるんで、笑って気分転換にもなるかと思います。
皆さんがマインドフルネスを意識することで、自分の感情をコントロールし、うまくストレスに対処できるよう願っています。

タイトルとURLをコピーしました