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【発売元に聞いてみた】創味シャンタンと味覇の違いって?値段や味を徹底比較!

違いを知りたい!創味シャンタンと味覇の謎

言わずと知れた名調味料であり、あると抜群に料理が美味しくなる「味覇(ウエイパアー・ウェイパー)」ですが、「創味シャンタンとどう違うのか」と疑問に思いました。私はそのインパクトのあるルックスから味覇を手に取り、長年愛用してきました。私たちの出会いは2013年頃だったでしょうか。ですがその数年後、突如として創味シャンタンのCMを見るように。「味覇のパクリじゃない?」「どっちが最初?」と思って創味シャンタンを買ってみるとなんとも似たような味…今では店頭で安い方ならどっちでもいっかという気持ちで適当に選んでしまうほど。元々の出会いが味覇からだったということもあって少し味覇贔屓なところはあるかも。

とは言っても2つを同時に買うことは一度もなかったので、今回同時に購入してその味や使用感、それぞれの仕様を比べてみました。

安く買いたいなら創味シャンタン

ネットで比べても、私が足を運んでスーパーで比較してみても、創味シャンタンのほうが100円ほど安い!創味シャンタンは500gで750~890円、味覇は820~950円くらいでしょうか。500gのものを買うなら、ネットはおすすめできません。送料が660円~かかることがほとんどなので割高です。ペーストタイプや500g以下缶を買うならスーパーで。もしネットで買うのなら1㎏以上の缶か、数個分一気の購入じゃないと損します。我が家は使う頻度がものすごく多いので、今回は比較のために500g缶を買いましたが、だいたいは1㎏缶を買っています。1人暮らしの方は500g以下、4人家族以上であれば1㎏缶を買っても使いきれないってことはありません。我が家は1㎏缶を3か月で使い切ります。


上蓋と中蓋が同じすぎる!デザインは?

上述しましたが、今回は比較のためにどちらもオーソドックスな500g缶を買いました。

こちらは味覇のフタです。目を引く真ん中のおじさんは北の代表・金正恩氏ではないようです。公式によると彼は創業者の鮑・日明(パオ・ルーミン)さん。味覇の公式Twitterでも彼がおすすめレシピや、みんなが作った料理を独特の口調で教えてくれます。「#味覇」でつぶやけば公式で引用してくれるかもしれません。Twitter開始から8年経っていますがまたフォロワーは1000人ちょっとなので応援していきたい。

そしてこちらが創味シャンタンのフタ。

スタイリッシュに英字でネームが上下に書かれていて、真ん中の絵はなんだろう?麒麟?に乗ったサル??公式では特に紹介されていないので何者なのかわかりません。

皆さんが予感している通り、フタも缶本体も全く同じ大きさ!同じフォルム!さらにこの上蓋を開けると

アルミの中蓋、もう絶対同じやつです。上から見たらどっちがどっちか判別できない。同じ会社に委託しているんだろうな。上蓋交換してみたけど違和感なくくっつきました。創味シャンタンも赤いフタのほうが可愛いんじゃない?

創味シャンタンにはつぶつぶがある

お揃いの中蓋を開けるとこんな感じ。創味シャンタンのほうはちょっと保管が甘かったのか一度ゆるくなってしまったのか、上の方についてしまっています。全体的につぶが見える。味覇はサラッとした見た目。

すくおうとすると、少し固めで力が必要なのはどちらも同じ。

↑上が創味シャンタンで↓下が味覇。創味シャンタンはコショウか何かの粒が見える。

触り心地、すくい心地に大差はありませんが、創味シャンタンはこれを「ペーストタイプ」と呼んでいて、味覇は「半ネリタイプ」と呼んでいます。双方の原材料を見てみましょう。

【創味シャンタン】
食塩、畜肉エキス、野菜エキス、食用油脂(動物油脂、植物油脂)、砂糖、乳糖、小麦粉、香辛料/調味料(アミノ酸等)(一部に小麦・乳成分・牛肉・ごま・ゼラチン・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

【味覇】
食塩、肉エキス(ポーク、チキン)、野菜エキス、動植物油脂、砂糖、乳糖、小麦粉、香辛料、調味料(アミノ酸等)

相違が全くありません。書かれている順序も同じだから配合の割合も同じくらいだと思われます。

両者のおすすめレシピは?

どちらにもおすすめレシピが缶に記載されています。

使用例がともにラーメン、チャーハン、中華スープ、そしてなぜか八宝菜。グラムと小さじで書き方が分かれていますが、味覇に「小さじ1杯約5g」と書かれているので、この4品目についてはどちらも同じ分量の同じレシピということになります。

どちらの公式ホームページにもスープを始めとして、春巻きや野菜炒めなどの定番中華料理から、なんとカレーや茶わん蒸しにも合うという意外性もそれぞれ掲げています。味覇の公式ホームページでは33種類、創味シャンタンでは71種類のレシピが紹介されています。実際にこの手の調味料は中華だけじゃなくて洋風にも和風にも違和感なく合いますね。

実食

もやしのナムルとラーメンのスープを同じ分量で作ってみました。右の創味シャンタンのほうが、黒っぽいこしょうのような粒が浮いていますね。

どこかのサイトではどちらかが大衆食堂の味だとか、高級な味だとかいまいちよくわからないまとめもされていましたが、ここからは食べてみた率直な感想を言いたいと思います。

正直言って強調するほどの差異はない。味覇は溶けやすくてなじみやすい、柔らかい。創味シャンタンはぼそぼそっとして、ナムルに混ぜたときに溶け残りしやすい。かといってアツアツのお湯に入れればすぐ溶けるので不便さは感じない。

味について。味覇は若干ではあるが濃い。豚骨ベースの動物の旨みがあるように感じられる。コショウの粒がないのに、コショウがかったパンチのある味。

創味シャンタンは少しではあるもののさっぱりめ。コショウというよりは塩ベース。味覇より濃くない。お子さんには味覇よりこっちがいいかもしれない。

味覇の販売元【廣記商行】に聞いてみた!

こんだけ似てるんだからお互いを意識し合っているのは当然のはず。ということでメールから問い合わせてみた。「お互いの違いはなんですか?」すると味覇販売元の廣記商行さんから返信が来た。概要は以下の通り。

廣記商行

他社様との比較はできません!当社の製品には自信を持ってます!ご理解お願いします!

そうだよね~明確にしないスタンス。これから創味シャンタンの創味さんにも問い合わせるけど同じこと返信されるだろうな。

まとめ&プレミアム商品もある

ということでまとめると

濃い、辛い、味にパンチが欲しい人は味覇、さっぱりでお子さんにも合うのが創味シャンタンという私の結果です。どちらも美味しいですが、我が家では味覇のほうが人気かな?ずっと味覇を買っていたからそっちに舌が慣れているっていうのもあるんだけど。

余談ですが味覇には味覇のさらに上を行く「プレミアム味覇」なんてのもあるらしい。ポーク・チキンエキスが1.7倍だとか。これはなかなか興味があるので、後日レポしたいと思います。