人生構築 アルティメットねまりずむ

子どもにスイミングは意味あるの?3年通った子どもとママの正直な感想!

どうもこんにちは。経験に基づいて独自の子育て論を展開しているねまるです。

ちょうど息子がスイミングを始めて3年が経ったので、ここまで習って正直どう思ったか、習わせるまでの経緯や意図、スクールを選んだ基準などをご紹介したいと思います。これからお子さんをスイミングに通わせようか迷っている方、ぜひご覧ください~。

スイミングを始めたきっかけ

息子を習わせたいと思うに至ったきっかけは以下の3点です。

・子どもが極度の水嫌いだった
・自分自身プールの授業が嫌いだった
・幼児期の運動は体の成長以外にもメリットがあると聞いたから

子どもが極度の水嫌いだった

自分で意思表示ができるようになってきた1歳半くらいからでしょうか、頭を洗った後のシャワーをしきりに怖がるようになりました。
最初のうちは「こんなもんなのかな?」と思っていましたが、3歳になる頃にはシャワーはもちろんのこと、ちょびっとの水ですら顔につけるのも嫌がり、つけようもんなら泣いて喚いて拒否される毎日が続きました。終いにはお風呂に入るのが嫌だと毎晩泣く始末。お友だちのママと話すと、やはり少しは嫌がるという子もいましたが、うちの子は群を抜いて水に対する恐怖心が強いということがわかりました。
ちなみに水嫌いにさせてしまったエピソードは特段思いつきません。強いて言うなら一人目の子だったので、頭から水をバシャーっとさせる経験など一度もさせなかったのが裏目に出たのかなぁと思っています。

自分自身プールの授業が嫌いだった

私自身、体育は好きな科目の1つで、走るのを始めとして球技や体操などに対してほとんど困った経験がありませんでしたが、プールの授業は別でした。小6の時点でクロールは50m、平泳ぎは15mが限界でした。体育の授業で活躍できていた私は、泳げないことが悔しくて悔しくてたまりませんでした!!スイミングを習っている子が気持ちよさそうにたくさん泳いでいるのを見て素直に「いいなぁ、楽しそう」と思ったことが何度もあります。この経験から子どもにはうっすらとではありますが、泳げる側にしておいてやりたいと思っていました。

幼児期の運動は体の成長以外にもメリットがあると聞いたから

文部科学省が策定した『幼児期運動指針』では「幼児期は、生涯にわたって必要な多くの運動の基となる多様な動きを幅広く獲得する非常に大切な時期である。」と述べています。また身体活動によって以下の5点が期待されるとも述べています。

(1)体力・運動能力の向上
(2)健康的な体の育成
(3)意欲的な心の育成
(4)社会適応力の発達
(5)認知的能力の発達

これは習い事での運動の場の提供を促す内容ではなく、生活の便利化、都市化にともない子どもが体を動かして遊ぶ場、遊ぶ機会の減少に警鐘を鳴らすためのものであり、習い事の必要性を唱えているものではありません。親御さんは習い事ベースではなく公園や散歩に連れて行くなどした遊びの場を提供する必要性を忘れてはなりません

私が息子を習わせ始めたのは3歳の頃でした。3歳といえばどこか動きにぎこちなさ見受けられる年齢ですが、この頃は経験した易しい動きは難しい動きへ、一つの動きから類似した動きへと、多様な動きを獲得していく時期です。特に全身運動を行っておくと、洗練された動き、適切な力み方、身体のバランスの保ち方などをより獲得しやすくなります。プロのスポーツ選手で幼いころにスイミングをしていた方が多いとよく聞くのもこれに関係しているかと思います。メジャーリーガーの大谷翔平さんやテニスプレーヤーの錦織圭選手もスイミング経験者です。

以上3点をふまえた結果、私は「幼児期からの水泳」を選択肢に入れたのでした。

スクール決定の基準・スクールの概要

子どもが通っていたスイミングの内容は以下の通りです。

年少~年長向けの「キンダーコース」
回数:週に1日1時間
人数:1クラス10名前後
料金:9000円(月4回分)
入会金:5000円
年会費:2000円
その他:入会時にスクール指定の水着、帽子、バッグを購入

月額料金の相場は都心、都会であるほど高く10000円あたり、そうでない田舎のほうになると7000円前後のところもあるようです。

私がここのスクールに決めた理由は以下の3点でした。

・無料体験が3回まで可能
・月2回コース、選手育成コースなど、クラスのバラエティが豊富
・バス送迎可能

他のスクールでは『ワンコイン体験1回』や『兄弟割で2人目の入会金100%無料』『お友だち紹介で指定バッグと水着をプレゼント』などの特典があるところもありました。
私は子どもが大きくなってから、他の習い事を始めたり、学校のイベントなどで水泳ばかりに時間をかけられなくなることも視野に入れていたので、多くのクラスが用意されているスクールはとても好印象でした。なお息子は楽しく通えている様子で、月4回のペースを3年続けています。本人がもっと本腰を入れたいと言うようであれば、選手育成コースもいいかと思っています。
また、親の都合がどうしても合わない日も出てきそうなので、バス送迎が可能というのも重視した点です。小学校中学年あたりになると、親についてきてほしくないというお子さんも出てくるようです。
特典はスクールによってさまざまなので、まずは事前にネットで調べてみることをおすすめします。一度入会するともう他のスクールに目を向ける機会はなくなると思うので、周りのママさんの口コミなどを参考にするなどして、後悔のないようにしてくださいね。

入会前に子どもとしたこと、話したこと

親子プールに参加した

私は事前に親子プールに参加して、プールは楽しいものだと実感させました。この時点で嫌がるようであれば時期を遅らせるか、習い事自体させないという選択肢もありました。3歳だった息子に楽しかったか尋ねたところ、「楽しい」という返事でした。「顔をつけれるようになると、もぐれるようになるし、泳ぐのも上手になれるよ。1回練習してみる?」と聞いたところ「うん」とのことでした。

いやだったらやめてもいいと言っておいた

3回やってみて、いやだったらやめてもいいからね」と言いました。なぜ3回なのかというと、1回じゃ楽しさがわからないと思ったからです。知り合いもおらず、彼にとっては全く新しいコミュニティに入ることになるので、楽しむことよりも先に緊張や不安が勝ると思っていました。やはり1回目が終わった時の感想は「お母さんと離れて寂しかった」でした。しかし2回目ではすぐに「楽しかった」という返事が。3回目の時点では知らない子たちに混ざるのも苦痛に感じなかったようで「続けたい」という声がもらえました。

どんな習い事であれ、親のエゴ、親からの押し付けだと子どもは楽しんで取り組めませんし、上達するどころか反動で嫌いになることもあります。入会前から「習わせる」と親が勝手に決めておくよりは「子どもに選択権を委ねる」ことが大事だと思います。なお習い始めだけでなく今でも息子には「いやだったらやめてもいい。続けたかったら続けていい」と常に言っています。続けているのは「彼の意志」です。

通わせてどうなったか

お風呂慣れするには結局時間がかかった

⇒プールでゴーグルをつけて潜る、は入会後すぐできるようになり、ビート板やヘルパーに頼らずバタ足で10m泳げるようになったのは2年後のことでした。しかしお風呂での恐怖心がなくなったのは入会から2年半後のことでした(笑)シャンプーが目に入るのが怖かったようで、上を向いて水を流すタイミングになるとおびえていました(笑)プールは大丈夫でもお風呂は違ったようです。しかしだんだんと自分で「お風呂でもやってみる」と言い出しそのうちにできるようになりました。これはプールでできているという自信が挑戦につながったと思います。ただお風呂での洗髪が怖くて泣く大人はいませんので(いたらごめんなさい)、お風呂が苦手というのはプールなどに頼らなくても歳月をかければ勝手に治ります。「水嫌い」に関しては長い目で見てやるのが一番かと思います。私がとった手段はせっかちなやり方だったと思っています。

プールの授業は好き

⇒プールの授業は張り切っています。小学校1年時の私と比べて彼はかなり上手なので、プールの授業が嫌だと思うことは今後もなさそうです。

体の成長以外に社交性にも影響があった

⇒これは習わせていなかった場合を見ていないのであくまでも憶測ですが、体力はついている感じがします。つまり文部科学省が唱えている「(1) 体力・運動能力の向上」ですね。長距離のランニングなども、他の子よりもかなり疲れず走れているようです。
さらに「(4)社会適応力の発達」これはあったと思います。上達具合によって何度もクラスが変わりましたが、そのうちに毎度メンバーが変わっていきました。物怖じしていたのは2度目のクラス替えまでで、3度目からは「新しい友達ができる」と言って喜んでいました。彼自身のコミュニティも広がったようで、別の小学校のお友だちと話せる貴重な場となっています。彼らなりに情報交換などをしているようなので、見ていてほほえましかったりします。

3年間を通して習わせてみて「よかった」が正直な感想です。メリットはたくさんあったと思います。デメリットは特に思いつきません。
ただやはりどんな習い事であっても押し付けでいけないと思います。お子さんにとっても心地のいい時間となるように、習わせ始めるタイミングはしっかり考えて、お子さんにも無理強いしないようにしましょうね。